避妊手術を受けておらず、長い間獣医の診察を受けていなかった様子で、両耳に感染症、犬糸状虫という寄生虫の感染(フィラリア症)、さらに肝臓にも問題があることが確認された。
長い路上生活のため体が汚れ切っていたニッキーのため、地元のトリミングサロン「Sugar Mutts Grooming」のオーナーであるクリスティーナ・トンプソンさん(Kristina Thompson)が、ニッキーのトリミングを申し出てくれた。「以前にも『South Lyon Murphy Lost Animal Recovery』が保護した、犬の“マーフィー(Murphy)”をトリミングしたことがありました。ニッキーがぬいぐるみを咥えて歩く写真を見て心を痛めていたので、何かお手伝いができたらいいなと思っていたのです」と、クリスティーナさんはコメントしている。
現在ニッキーは、約4週間かかる寄生虫感染の投薬治療を受けている最中だ。この期間はボランティアの家で保護されており、今後は新しい家族を見つけるための里親探しを行う予定だ。
ニッキーのストーリーが各メディアによりシェアされると、「ぬいぐるみだけ持って歩いていたなんて、寂しかっただろうに」「保護してもらえて本当によかったね」「ニッキーが雨の中を歩く写真を見て、本当に胸が苦しかったよ」「悲しいストーリーだったけど、ハッピーエンドになりそうだね」など多数のコメントが寄せられている。
なお、過去にもぬいぐるみで寂しさを埋める犬が話題を呼んでおり、大好きな親友犬を失ったチワワが、親友犬ソックリのぬいぐるみに寄り添い心を癒す動画に注目が集まっていた。
画像は『USA TODAY 2023年5月17日付「This dog wandered the streets of Detroit after her owner died. She now has a foster home.」(South Lyon Murphy Lost Animal Recovery)(Michael Johnson/M Johnson Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)