いくつかのヌードシーンやリリーの顔に体液をかけたリベンジポルノ写真、さらに氷の塊で自慰をするなど、過激な場面が登場するという。
カンヌでのプレミア上映が終わると、観客席からは大きな拍手と歓声があがり、5分間におよぶスタンディングオベーションが巻き起こった。会場にいたレヴィンソン監督は、感動のあまり涙ぐんでいたそうだ。
今年3月、米誌『The Rolling Stone』は「HBOの次の『ユーフォリア』が、いかにして“拷問ポルノ”になったか」と題して、キャストやクルーなどを含む複数の情報筋が撮影の土壇場での修正や混沌とした作業に悩まされたことを報じていた。
昨年4月には、初代の監督を務めたエイミー・サイメッツが全6話の80パーセントを撮り終えた後に突然降板。その後、レヴィンソン監督が後任となった。
この件について同誌は、以前は音楽業界の女性差別的な性質を批判する内容だったが、レヴィンソン監督に交代後はドラマの視点が変わったことを指摘した。そしてある情報筋が「有害な男が抱くような歪んだファンタジーに変化した」と批判したことを伝えていた。
23日にカンヌで行われた記者会見では、このような報道についてリリーが「自分が本当に大切に思い、そんな人じゃないと分かっている人について、このように卑劣な言葉を目にするのは少し悲しいし、がっかりするものです」と反論した。
なお本作で俳優デビューしたザ・ウィークエンドは「レヴィンソン監督と一緒に鍋をかき回し、何か特別で楽しく、人々を笑わせ、一部の人々を怒らせるような作品を作ることを目標とした」と語っていた。
画像は『The Idol 2023年5月22日付Instagram「LILY-ROSE DEPP」「RED CARPET」』『Lily-Rose Depp 2023年5月5日付Instagram「Hello Angels…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)