チェコ共和国との国境に近いポーランドの小さな町、ラドリンのアパートで2月22日、ミイラ化した遺体が発見された。その後の警察の調べで、遺体はこの家に住む76歳の男の母親で、13年前に亡くなっていたことが判明、衝撃が広がっている。豪ネットメディア『7NEWS Australia』などが伝えた。
2月22日午前10時20分頃、ポーランドのラドリン警察署は「アパートの一室にミイラ化した遺体がある」と通報を受け、マリアン・L.(Marian L.、76)の自宅に駆け付けた。
通報したのは義理の兄弟で、路上で精神的に不安定な様子のマリアンを見つけアパートに送り届けたところ、テレビの前に置かれたソファーの上にミイラ化した遺体を発見した。
地方検察庁のヨアンナ・スモルチェフスカ氏(Joanna Smorczewska)によると、DNA鑑定の結果、遺体は95歳で死亡し、2010年1月16日に墓地に埋葬されたマリアンの母ヤドヴィガさん(Jadwiga)であることが判明、警察が調査に乗り出したという。
そうして今月22日、警察はマリアンの家から約300メートル離れたヤドヴィガさんの墓を掘り起こし、中が空であることを確認、マリアンは死体損壊等罪の容疑で起訴された。
ソファーに置かれた遺体の下には2009年に発行された新聞紙が敷かれていたそうで、