ロシア西部サンクトペテルブルク近郊の村の一軒家で、若い夫婦が突然亡くなってしまった。露メディア『78.ru』によると、2人の死因は手作りのピクルス(野菜などの西洋風漬物)の可能性が高く、夫婦の5歳と1歳の子供は動かなくなった両親のそばで3日間も暮らしていたという。
事故が起きたのは最近のことで、ボリショエ・クジョムキノ(Bolshoye Kuzyomkino)に住むアレクサンダー・ヤクーニンさん(Alexander Yakunin、30)と妻ヴィクトリアさん(Viktoria、25)はその日、参加する予定だった家族のパーティに姿を現さなかった。
「なんの連絡もなく、2人らしくない」と心配したヴィクトリアさんの姉ナタリア・バクリナさん(Natalia Bakulina、36)が夫婦の自宅に電話をかけると、珍しく5歳の娘が電話を取り、このように話したという。
「パパもママもずっと寝ているの。パパの身体は真っ黒に変わってしまったわ。だから1歳の弟は私が面倒を見ているのよ。」
姪との会話で「2人に何かあったに違いない」と直感したナタリアさんは、慌てて妹夫婦のもとへと車を走らせた。
ナタリアさんは当時のことをこう振り返る。
「妹の家で玄関の戸を開けてくれたのは姪っ子で、私は2人の寝室に走ったわ。そして何が起こったのかを理解した。2人はベッドの上で亡くなっていたの…。」
「私はただ跪き、その場で泣き叫ぶしかなかったわ。」
その後の警察の調べで、