このほど南アフリカの浜辺で、17頭のサメの死骸が発見された。サメはいずれも腹部が噛みちぎられており、付近に生息する2頭のシャチに襲われたという。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えている。
南アフリカの西ケープ州ハンスバーイを拠点とし、ホエールウォッチングなどのマリンツアーを提供する「Dyer Island Cruises」が今月23日、Facebookにサメの死骸の写真を投稿したところ多くの関心を集めた。同州パーリー・ビーチの浜辺に17頭のサメの死骸が打ち上げられていたという。
しかもサメは腹部を食いちぎられたような跡があり、肝臓が奪われていた。実はこの付近の海域には“ポート(Port)”と“スターボード(Starboard)”と呼ばれる2頭のシャチが生息しており、度々サメを襲ってきたそうだ。
今回発見された17頭のサメの死骸も2頭の仕業と考えられている。地元で海洋環境の保全と研究に取り組む環境保護団体「マリン・ダイナミクス・アカデミー(Marine Dynamics Academy)」の海洋生物学者ラルフ・ワトソン氏(Ralph Watson)によると、