当時33歳だった米カリフォルニア州サンフランシスコ出身のジョシュさんが北極で小さなボートに乗っているときに撮影した。撮影前日、ジョシュさんは幸運にも獲物を仕留めたばかりのシロクマを発見し、そのシロクマが近くにいた他のシロクマから獲物を守るようにしていたという。
「あの2頭は素晴らしい被写体でしたね」と当時を振り返るジョシュさんは、翌朝の4時頃に「まだあのシロクマたちがいるぞ」という連絡を受け再びシロクマを撮影する機会が訪れたと明かした。それから3~4時間ほどかけてゆっくりとシロクマを撮影しているとさらに2頭のシロクマがやってきて、合計4頭ものシロクマを撮影することができたそうだ。今回話題の写真を撮影した時にはシロクマとの距離はわずか15メートルほどしかなかったと言い、危険を冒しながらも撮影に臨んだジョシュさんの写真家としてのプロ意識が、時を経ても人々を大いに感動させる幻想的な写真を生み出したと言えるだろう。
ちなみに写真家が撮影した素晴らしい写真は過去にも話題を呼んでおり、シロフクロウが鋭い爪でマガモを掴み宙に舞い上がる狩りの瞬間を捉えた写真が大注目を集めていた。
画像は『Metro 2015年12月25日付「Wait. Polar bears….breathe fire?」(Picture: Josh Anon/Solent News & Photo Agency UK)』『Massimo 2023年2月7日付Twitter「Photographer Josh Anon captured the perfect moment in which the rising sun made this polar bear’s backlit breath look like fire」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)