テックインサイトでも既報の通り、2022年11月29日、ドイツで女の患者が同室の女性患者の人工呼吸器の音に腹を立て、2度もスイッチを切るというショッキングな事件が起きた。その後女性患者は死亡し、この女は警察の調べに対し「うるさかったからスイッチを切った」と供述していた。なぜこのような事件が起きたのか? 様々な憶測が流れるなか、女の息子(41)がドイツのメディアに対し、母親を擁護するコメントを寄せた。『Metrotime』などが報じた。
この事件は、ドイツ南西部バーデン=ヴュルテンベルク州にあるマンハイム病院のCOVID病棟で起こった。入院していた72歳の女の患者は、1回目に電源を切った時、病院スタッフから注意を受けていた。しかしこの女は、酸素供給が患者にとって必要であると言われたにもかかわらず、約1時間後に再び電源を切ったという。
呼吸器の電源を切られた被害者の患者は、2回目の断線の影響で集中治療室に入ったが、のちに酸素欠乏症に関連する合併症で亡くなった。
2022年12月1日、マンハイムの警察と検察が共同声明を発表し、この72歳の女は過失致死未遂の疑いで逮捕された。警察の広報担当者は「これは私たちにとっても日常茶飯事な出来事ではありません」と事件について語った。この女と死亡した女性患者が知り合いかどうかは不明だという。
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