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writer : h-r

【海外発!Breaking News】人工呼吸器の音が「うるさい」同室患者を死亡させた女(72)息子が擁護「母は心臓病を患った老婆。刑務所で死んでしまう」(独)

「スタッフによる説明を受けた後に再度電源を切ったのだから、計画性があると考えられるのでは?」、「彼女は認知症だったのでは?」、「加害者の年齢はなんの言い訳にもならない。認知症でなければ彼女の行動を理解することはできない」、「人工呼吸器はテレビのスイッチのように簡単に切ることはできない。二重の安全装置がついているはず」といった様々な憶測や加害者への厳しい批判の声があがっていた。

1月12日付のベルギー紙『Metrotime』によると、この女の息子(41)は最近、ドイツのメディアに対し「母は人工呼吸器の音がトラクターのようにうるさくて目を閉じることができなかった。疲れ切っていたし、薬を飲んでいた。母は自分が何をしているのか、まったく分かっていなかった。でもこの同室の患者を傷つけたくはなかった。自暴自棄になっての行動だった」と、母を擁護する発言をした。

また息子は「私の母は30年以上清掃員として働き、5人の子供を育てた。決して悪いことはしていません。母は今、刑務所の中で重い心臓病を患った体の弱い老婆になっている。刑務所で死んでしまうのではと心配になります」と胸のうちを明かした。

そして息子は、被害者の家族に対し「母は深く反省し、許しを求めている」と語り、母親の行為がもたらした全ての苦しみについて謝罪することを明らかにした。

この悲劇が起こった正確な状況や加害患者の責任を明らかにするため、事件の調査は今も続いているという。

画像は『derStandard.de 2022年12月1日付「Patientin in Deutschland schaltete Sauerstoffgerät der Bettnachbarin ab」(Foto: IMAGO/Ralph Lueger)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

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