信頼関係を構築するため、職場のセミナーなどでよく行われる「トラストフォール(Trust Fall)」。これは目隠しなどをした人が後ろ向きに倒れ込み、それを他の人が受け止めるアクティビティで、まさにトラスト(信頼)しながらフォール(倒れる)して、お互いの絆を深め合うというものだ。そんなトラストフォールを毎朝の日課にしているアメリカの犬がSNSで注目されている。米メディア『Inside Edition』などが伝えた。
米ユタ州ソルトレイクに住む動画クリエイター、クリス・リンダムードさん(Chris Lindamood)は、メスのゴールデンレトリバー“ナラ(Nala、4)”を子犬の頃から飼っている。
愛犬との何気ない日常、旅、ささやかな喜びを「ナラとの冒険」としてSNSに投稿しているクリスさんは昨年、ナラとの可愛いダンスが話題となって人気が爆発。現在TikTokは420万人、Instagramには90万人を超えるフォロワーを抱えている。
そんなクリスさんが最近、昨年末からナラの毎朝の日課になっているという「トラストフォール」の動画を数本投稿したところ、そのうちの1本の再生回数がすでに4080万回を超えた。
クリスさんはナラがトラストフォールを始めたきっかけや、動画の撮影秘話についてこう明かしている。
「実はここ1年、ナラに何度かトラストフォールを教えようとしたけど失敗に終わってね。それが昨年末に突然、ナラがトラストフォールを自ら始めたんだ。」
「ナラがトラストフォールをする時は、僕がまだ寝ぼけ眼でいる朝や、ベッドでまったりしている就寝前でね。僕を確認するとささっとお座りし、そのまま後ろに倒れてくるんだよ。そんなナラを見ていたら『これはカメラに収めなきゃ』と、そう思った。」
「そうして寝室にカメラを設置して2日目のことだった。ナラがトラストフォールをしてきてね。後で動画を何度も見て、ナラが僕のことを心から信頼しているのを確信したよ。だってナラは僕が受け止めてくれると分かっていて、後ろを振り向くこともせずそのまま倒れてくるのだから…。それに僕の隣で尻尾も振っていた。あれは本当に完璧だったよ!」
なお別の動画では、