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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】「子供は作らない」父親と同じ遺伝性疾患を発症した男性が苦渋の決断(英)

難病の多くを占めるという遺伝性疾患だが、このほどイギリスのある男性が父親と同じ病気を発症してしまった。しかもその遺伝性疾患は50%の確率で子供に受け継がれると言われており、男性は子供を作ることを諦めることにしたという。『Liverpool Echo』などが伝えている。

英チェシャー州出身のアダム・ボウズさん(Adam Bowes、26)が抱えている遺伝性疾患について今月11日、英メディア『Liverpool Echo』が伝えたところ、関心を集めることとなった。アダムさんは2019年12月に父親のアンディさん(Andy)を遺伝性疾患「ハンチントン病」で亡くしている。

そしてアダムさんも、21歳の時に同じ病気を発症していることが判明した。ハンチントン病とは、筋肉の動きを滑らかにする働きをしている脳の一部に変性が起こる病気で、動作がぎこちなくなって協調運動が難しくなることに加え、自制や記憶などの精神機能も低下し、発症してからの余命は長くて20年と言われている。

また医学事典『MSDマニュアル』のウェブサイトによると、両親のどちらかがハンチントン病を患っている場合、その片方の親から異常な遺伝子を1つでも受け継ぐと発症してしまうという。そのためハンチントン病を患う親の子供は50%の確率でこの病気を発症するそうだ。アダムさんは自分の子供が病気を受け継ぐことを恐れて「子供は作らない」と心に誓ったのだ。

アダムさんの父親アンディさんがハンチントン病と診断されたのは、

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