このほどイギリス在住のある男性のもとに1つの荷物が届いた。男性が「どこかで見たことがある」と記憶をたどりながら荷物を確認してみると、それは9年前に顧客へ送ったはずの商品だった。2013年10月に荷物を送ってからずっと放置されていた事実に、郵便会社は「ごく稀にこのようなことが起こります」とコメントしたという。『Southern Daily Echo』などが伝えている。
今月19日、英サウサンプトン在住のマイケル・マッケイドさん(Michael McQuaide、67)が玄関のドアを開けると1つの荷物が届いていた。玄関前に置かれた細い筒状の荷物を拾い上げたマイケルさんは「どこか見覚えのある荷物だ」と感じながら差出人を確認したところ、そこには自分の名前が書かれていた。しかも荷物には2013年10月23日と日付印が入っており、9年前に発送したものであることが判明した。
2013年当時、マイケルさんはDIY用品および機器を扱う会社「ユニオンマート(Union Mart)」を立ち上げたばかりで、以降は事業を拡大して事務所を4回ほど移転したが、マイケルさん自身が引っ越すことはなかった。会社を立ち上げた当時は商品の発送を自宅から行っていたようで、ウェールズのブリジェンドへ送った荷物が9年もの時を経て差出人であるマイケルさんのもとに返ってきたのだ。
マイケルさんは「玄関前に置かれたこの荷物を見た時はなんとも不思議な気分でしたよ。荷物にあった2013年10月23日という日付を見て、とても信じられなかったですね」と、