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writer : h-r

【海外発!Breaking News】独ホテルの巨大水槽破裂、宿泊者が惨状語る 「まるで戦場のようだった」

事故の凄惨さについて「ホテルの敷地内や隣接するレストランに押し寄せたのは、まさに津波だ」と語っている。

巨大水槽にいた熱帯魚は97種、1500匹の魚が展示されていた。今回の事故で大半の魚が死に、生き残って保護されたのは30匹ほどだったという。またこの日、ベルリンの気温は冬の寒波の影響もあり氷点下6度だったことから、多くの魚が凍死した。

水槽から投げ出された魚(画像は『rbb|24 2022年12月16日付Twitter「#Aquarium #Aquadom #berlin」』のスクリーンショット)

巨大水槽を運営していたベルリン大型水族館協会の代表理事のウーヴェ・アブラハム氏(Uwe Abraham 、71)も事故に相当なショックを受けたようだ。「アクアドーム」で大規模な生物種保護プロジェクトを立ち上げたいと考えていたからだ。同氏によると、保護された魚は水族館や個人のブリーダーによって飼育されているという。

2003年12月にオープンしたアクアドームだが、高さ16メートル、直径11.5メートルの大きさを誇り世界最大の円筒形水槽としてギネス世界記録に認定されていた。建設当時の報道によると、建設費は約1280万ユーロ(約18億円)だったという。また2020年には250万ユーロ(約3億5千万円)をかけて改修され、水槽の中に壁がガラス張りのエレベーターを設置し、内部から魚たちを観察できるようになった。リニューアル後は、2022年夏から観光客に開放されていた。

アクアドームを所有するユニオン・インベストメント社(Union Investment)では「事故にショックを受けている」とコメントしたが、原因については「全く不明」とのことだ。同社は「建物が倒壊する危険はない」と述べている。

ギファイ市長は「もし事故が1時間遅く発生していたら、おそらく『ひどい人命損失』があっただろう」と述べている。なお今後、ホテルは無期限で閉鎖されるそうだ。

画像は『Larissa 2022年12月16日付Twitter「Not too sure what’s happening but there’s a lot of emergency services doing their best」』『rbb|24 2022年12月16日付Twitter「#Aquarium #Aquadom #berlin」』『yanoxx 2022年12月16日付Twitter「Das Großaquarium Aquadom im Berliner Sea Life ist geplatzt」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

ラディソン コレクション ホテルのシンボルだった巨大水槽(画像は『yanoxx 2022年12月16日付Twitter「Das Großaquarium Aquadom im Berliner Sea Life ist geplatzt」』のスクリーンショット)

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