安いうえ、手っ取り早く歯並びや歯の変色などの見た目を改善できるとあって、ネットで買えるDIYのインスタントベニア(人工歯)が人気だ。しかし中には安い粗悪品も出回っているようで、米イリノイ州に住む女性が今年4月、DIYベニアの“残念過ぎる結果”を面白おかしくTikTokに投稿したところ、今月になって『New York Post』などが取り上げて話題となった。
アメリカ在住の5児の母サラ・ナッシュさん(Sara Nash、40)は今年4月、「気になっていたガチャガチャの歯を少しでも美しく見せたい」とネット通販大手「アマゾン」でベニアを購入した。
ベニアとは本来、歯の表面に白くて薄いセラミックやコンポジットレジン(プラスチック素材)などを貼り付けて見た目を美しく改善する人工歯のことだが、サラさんが購入したのは歯全体をすっぽり覆うDIYタイプで「安価なうえ、繰り返し使用することが可能」と謳っていた。
ところがDIYというだけあって届いた商品をそのまま装着することはできず、サラさんはまず歯の材料となる素材を熱いお湯に浸して柔らかくし、それを同封されていた歯型にはめ込んだ。さらにその歯型を歯と歯茎にグッと押し当て、自分にピッタリのベニアを完成させた。
そして期待に胸を膨らませ、カスタマイズしたベニアを口に入れてみたサラさんだったが、現実は厳しかった。ベニアはしっくりこないどころか滑稽で、