野良犬やリードに繋がれていない犬が散歩中の人や犬を襲うといった事故はあとを絶たないが、このほどアメリカでビーチを散歩中のコーギーと飼い主の女性が被害に遭ってしまった。リードに繋がれていない10頭ものスタンダード・プードルに襲われて怪我をしたという。『New York Post』『CBS News』などが伝えている。
米カリフォルニア州ハンボルト郡にあるトリニダード・ステート・ビーチで現地時間10月29日、カトリン・バールソンさん(Kathrin Burleson)は友人のスーザン・ハッチソンさん(Susan Hutchison)を伴って13歳になる雌のコーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)“エマ(Emma)”を散歩させていた。
するとカトリンさんたちのいる場所から約50フィート(約15メートル)ほど先に停まっていたバンから、10頭ものスタンダード・プードルが次々と降りてきた。スタンダード・プードル(以下、プードル)は成犬になると体高45センチを超え、大型犬に分類される。
プードルの群れは車を降りると、まっしぐらにカトリンさんとエマに向かって走ってきた。危険を感じたカトリンさんはプードルの飼い主に向かって「犬を捕まえて!」と叫び、慌ててエマを抱きかかえようとしたが、怯えてパニックになったエマは首輪から頭がすり抜けてしまい抱き損ねてしまった。
するとその直後、プードルの群れがエマとカトリンさんの上に飛びかかってきた。プードルは唸り声をあげながらエマに噛みつこうとし、カトリンさんはエマの上に覆い被さって必死に守ろうとしたそうだ。
その間、友人のスーザンさんは助けを求めるために叫びながら、手にしていたハイキング用のステッキでプードルを叩いて追い払おうとした。その最中にカトリンさんは指に痛みを感じて、自分が噛まれていることに気づいたそうだ。そして顔をあげて指を見てみると、プードルの飼い主であるフランク・マラット氏(Frank Mallat)が彼女の中指を噛んでいたという。
カトリンさんがすぐに「やめて!」と叫ぶとマラット氏は噛むのを止めたが、