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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】散歩中のコーギーと女性、凶暴なプードルの群れとその飼い主に噛まれる(米)

プードルの群れはなおもエマを襲おうとしていた。幸いにも近くを通りかかった女性が騒ぎに気づき、エマをプードルの群れから引き離そうと抱きかかえた。しかしその瞬間、飛び跳ねてきたプードルにエマは噛まれてしまった。

カトリンさんはエマを救ってくれた女性のもとに駆け寄り、この女性の車で動物病院へ向かうことにした。この時、車の助手席に乗ったカトリンさんのもとにマラット氏がやって来て名刺を渡してきたそうだ。カトリンさんは「ニ度と会いたくない」と告げ、「あなたは私の指を噛んだでしょ」と言いながら彼に噛まれて流血した指を見せた。するとマラット氏は「(自分の)犬を噛むつもりだった」と返したという。

体を複数噛まれて重傷を負ったエマは、地元のサニー・ブレイ・アニマルクリニック(Sunny Brae Animal Clinic)で緊急手術を受けてかろうじて命を取り留めた。

一方でマラット氏はハンボルト郡保安官事務所から事情聴取を受けたが、今回の件に関して同保安官事務所では犯罪と見られるような行為はなかったと判断した。マラット氏は1年前に地元で自閉症の子供たちのための介助犬をトレーニングする施設「Critters4Service」を創設している。彼は現在、19頭の犬を飼っており、そのうち17頭がスタンダード・プードルとのことだ。

しかしながらマラット氏がトレーニングしているプードルは、これまでにも何度か問題があったようだ。『New York Post』によると、地元の人々が集うSNS「Nextdoor」ではマラット氏のプードルが以前も何らかの問題を起こしていたことをうかがわせる投稿がいくつかあったそうだ。

怪我をしたエマはパンデミックの前に介助犬として地元のマッド・リバー・コミュニティ病院(Mad River Community Hospital)を頻繁に訪れており、多くの人に慕われていたようだ。今月8日に2回目の手術を受けたエマは、少しずつではあるものの回復に向かっているという。

大怪我をしたエマ(画像は『Susan Hutchison 2022年11月2日付Facebook「A friend of mine, Kathrin Burleson, and her dog, Emma, were walking in Trinidad last weekend. Here’s what happened:」』のスクリーンショット)

ちなみに犬が人間や他の犬に危害を加える可能性がある場合、公共の場では犬をリードで繋ぐ必要があるが、マナーの悪い飼い主はあとを絶たない。イギリスで今年3月には、「フーリガン」と呼ばれる2匹のチワワがリード無しで外を散歩し、住民や元警察犬を襲って町を恐怖に陥れたことがあった

画像は『New York Post 2022年11月14日付「Pack of 10 poodles attacks California beachgoer and her elderly corgi service dog」(Go Fund Me)』『Susan Hutchison 2022年11月2日付Facebook「A friend of mine, Kathrin Burleson, and her dog, Emma, were walking in Trinidad last weekend. Here’s what happened:」』『Mad River Union 2022年11月10日付「Pack of 10 frenzied poodles swarms Trinidad beachgoers」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

介助犬として度々病院を訪れていたエマ(画像は『Mad River Union 2022年11月10日付「Pack of 10 frenzied poodles swarms Trinidad beachgoers」』のスクリーンショット)

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