今月11日未明、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの病院で捉えられた監視カメラの映像が大きな反響を呼んでいる。当時、病院の受付で勤務していた男性警備員は「午前3時過ぎ、女性患者が忘れ物を取りにやってきた」と主張するも、動画に女性の姿は映っていなかった。それどころか、その女性は数時間前に亡くなっていたことが判明したのだった。『Coast to Coast AM』などが伝えている。
男性警備員によると、ブエノスアイレスの病院「フィノキエット療養所(Sanatorio Finochietto)」を女性患者が訪れたのは11日午前3時半頃で、警備員は病院入口の受付の椅子に1人で座っていた。
当時の様子を捉えた動画では、入口の自動ドアが開くのに気付いた男性警備員が椅子から立ち上がり、ドアの近くに立つのが見て取れる。そして持っていたクリップボードの紙に何やら書き込んだ警備員は、映像には映っていない誰かと会話をしているようだ。
警備員は当時のことを「ドアが開くと高齢の女性がやってきて『忘れ物をしたので取りに来た』と話した。女性は915室へと向かったが、数時間経っても戻らないので同階のスタッフに連絡したところ、『そんな女性は来ていない』と言われた」と振り返り、その後スタッフに驚くような事実を告げられたことを明かした。
実は警備員がスタッフに訪問者の名前を伝えると、その女性は受付をした時間の約3時間前に同病院で亡くなっていたことが判明したのだった。
なおカメラには、確かに警備員が姿が見えない誰かと話をし、病院の中へと案内して車椅子を勧める姿が映っており、