チャールズ国王がヘンリー王子の役職を引き継ぎ、英海兵隊元帥に就任することになった。ヘンリー王子は2017年に海兵隊元帥に任命されたが、王室離脱後の2021年に役職を返還。その後王室メンバーの誰が後任するかについては、さまざまな憶測が飛び交っていた。
バッキンガム宮殿は現地時間28日、英国海兵隊の結成358年目を迎えたことを記念し、チャールズ国王が同隊の儀礼上の最高指揮官である海兵隊元帥(Captain General Royal Marines)に就任すると発表した。英国海兵隊が結成されたのは、チャールズ2世の治世下だった1664年10月28日だった。
英国海兵隊は英国海軍の管理下にある水陸両用部隊で、世界屈指のエリート戦闘部隊として知られている。極限環境下での戦闘スペシャリストとして世界中に配備され、最も困難な条件下で、最も危険な作戦に従事している。
海兵隊の総司令官は、歴代でジョージ5世とエドワード8世、エリザベス女王の父ジョージ6世などの君主が任命されてきた。
その後エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配が就任し、2017年12月にはヘンリー王子がその役職を引き継いだ。王子は2020年3月に王室離脱し、移行期間終了前の2021年2月には海兵隊元帥を含む軍の役職や名誉称号を返還すると発表した。
しかしそれ以降、海兵隊元帥の役職は王室メンバーによって引き継がれておらず、