「病院の人手が足りず、看護師によって死亡判定された男性は、遺体袋の中で動きしばらくの間生きていた」―男性の死亡診断書の作成のため、死亡判定翌日に遺体の確認をした医師のそんな発言が注目されている。『The Daily Star』などが伝えた。
豪、西オーストラリア州にあるロッキンガム総合病院で先月5日、緩和ケア病棟に入院中だったケヴィン・レイドさん(Kevin Reid、55)の死亡が確認された。本来なら医師による死亡診断が必須だが、同病院は人手が足りず、この日死亡判定を下したのはベテラン看護師だった。
そして病院スタッフはその後、ケヴィンさんの死亡を家族に報告、数時間後にはきれいにした遺体を遺体安置所に運んでいた。
ところが翌日、同病院のA医師が死亡診断書を作成しようと遺体袋を開けたところ、閉じているはずの目が開き、着衣には腕の切り傷から出血した鮮血が付着、傷がないもう一方の腕が右肩の上に乗っていることに気付き、驚愕した。
これを受けA医師は「遺体安置所に運ばれた遺体は生きていた。もしかすると遺体袋の中から出ようともがいていたのかもしれない」と判断、