チャールズ国王が、公的書類を配達する“レッド・ボックス(赤い箱)”を隣に置いて公務をする姿が初公開された。バッキンガム宮殿で撮影した写真では、国王の背後に亡き両親の写真が飾られていた。
バッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」が現地時間23日、チャールズ国王が宮殿の部屋で公務を行う様子を公開した。
エリザベス女王の国葬が執り行われた翌日の20日、国王はカミラ王妃とともにスコットランドのバルモラル城に移動し、7日間の喪中期間に入った。
今回公開された写真は先週、バッキンガム宮殿の“18世紀の部屋(Eighteenth Century Room)”で撮影されたものだ。喪中であるため国王は黒いネクタイを付けている。
女王が崩御後、チャールズ国王は追悼儀式や英国各地を訪問するなど忙しい毎日を過ごしていた。
国王の隣にある赤い箱は通称“レッド・ボックス”と呼ばれ、英国と領土の政府機関や英連邦や他の国の代表者からの書類が収められている。
これらには署名が必要な書類や説明文書、近日開催される会議に関する情報などが含まれている。書類は鍵をかけたレッド・ボックスに入れられ、毎日私設秘書室から君主の滞在先に届けられる。
写真では、チャールズ国王が大きなデスクの前に座り、