米フロリダ州で今年7月、ある男性がワニに襲われて右腕を失った。男性はキャンプ場で森に迷い込んだと話しており、車を停めた場所に戻るため泳いで湖を渡ろうとしたところ、ワニに遭遇し右腕を噛みちぎられたという。何とかワニから逃れて岸まで泳ぎ着いた男性は、3日間森の中を彷徨ったのち無事に生還した。『FOX 13』『CBS News』などが伝えている。
米フロリダ州サラソータで暮らすエリック・メルダさん(Eric Merda、43)は7月17日、同州ミャッカシティにある「マナティー湖・釣りキャンプ場(Lake Manatee Fish Camp)」を訪れた際に森に迷い込んだ。
彼は車を停めた場所に戻るために泳いで湖を横断しようとしたところ、ワニに遭遇し右腕を食いちぎられたという。
エリックさんは当時の状況をこう振り返った。
「その日は(同州にある)パリッシュでの灌漑の仕事を終えたあとに釣りキャンプ場に寄りました。歩いてるうちに森で迷ってしまったのですが、湖を見つけました。ここを渡ればトラックを停めた場所まで戻れると思い、外はすでに暗くなっていましたが泳いで渡ることにしたんです。すると半分ほど渡ったところでワニに遭遇してしまって…。ワニは私の右腕に噛みついたのち3回ほど水中に引きずり込もうとしました。そしてワニが頭を振ったため私の腕は完全に後ろに反って折れてしまったのです。それでも必死で蹴って抵抗するとやっと諦めて去っていきました。私の右腕からは骨が飛び出し、指を動かそうとすると筋肉がピクピク動いているのが分かる状態でした。」
その後、エリックさんは岸まで泳ぎ着いたものの自分の居場所が分からず、森の中を彷徨い歩き続けた。そして苦痛に耐えながらも太陽や電線を追って歩き続けた結果、3日後にやっと森から抜け出すことができた。そしてフェンス越しに一人の男性を見つけて助けを求めたそうだ。
エリックさんを救助した男性は、