海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】「巨大なリクガメが線路にいるため運転を見合わせます」電車のアナウンスに乗客驚き(英)

鉄道職員らも滅多にない珍しい事態に驚いていたそうだ。

ブルックランド線を運行する鉄道会社「Greater Anglia」の広報担当者は「本日午後、ノリッジ―ケンブリッジ間を利用したお客様にはご迷惑をお掛けし大変申し訳ありませんでした。これはハーリングロード駅付近の線路で非常に大きなリクガメが負傷したことが原因です」とコメントを発表した。

今回の騒動を引き起こしたリクガメは同州イースト・ハーリングにある水生動物ペットショップ「Swallow Aquatics」で飼育されていた“クライド(Clyde)”で、先月31日から行方不明になっていたという。同店のマネージャーであるディロン・プレストさん(Dillon Prest)によると、クライドは発情期で雌のカメを探すためにコンクリートの壁を破壊して逃げ出したという。「恐らくクライドはただ雌の仲間が欲しくて、ノリッジ駅がふさわしい場所だと思って向かっていたのでしょう。クライドは信じられないほどタフで、電車に轢かれたあとも驚くほど平然と過ごしていましたよ」とディロンさんはクライドについて明かした。

電車に轢かれ甲羅にはヒビが(画像『Diane Akers 2022年8月1日付Twitter「@greateranglia」』のスクリーンショット)

保護されたクライドはすぐに動物病院に連れていかれたが、幸いなことに丈夫な甲羅のおかげか大きなケガもなかった。甲羅には4~5インチ(約10~12センチ)ほどヒビが入っていたが内臓に問題はなく、甲羅はやがて成長して元通りになるという。現在クライドは抗生物質を投与され獣医のもとで安静にしており、運転を見合わせていた電車も同日午後1時25分から運転を再開したと報じられている。

なお過去には離陸直前の飛行機の目の前にカメが現れ、機長の判断でカメの横断を待ったという微笑ましいニュースも話題を呼んでいた。

画像は『The Mirror 2022年8月2日付「Tortoise saved from tracks by Network Rail staff after he survived being hit by a train」(Image: Network Rail Anglia)』『Diane Akers 2022年8月1日付Twitter「@greateranglia」』『Metro 2022年8月3日付「Tortoise hit by train was ‘horny and looking for love’」(Picture: East Anglia News Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

雌の仲間を見つけるために逃げ出したリクガメ(画像は『Metro 2022年8月3日付「Tortoise hit by train was ‘horny and looking for love’」(Picture: East Anglia News Service)』のスクリーンショット)

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