このほど南米のチリで、列車の運転士が線路に繋がれていた犬を救出するという出来事があった。もし列車がそのまま通過していたら犬の命は無かったはずで、この犬を救った運転士の男性には称賛の声が集まっている。英メディア『Metro』などが伝えた。
チリで列車の運転士をしているアンドレス・ファブリシオ・アルガンドーナ・タピアさん(Andres Fabricio Argandoña Tapia)が、先月17日に投稿した動画が多くの人に衝撃を与えた。それはアンドレスさんが列車を運転中、リャイリャイ付近を通過しようとした時の出来事だった。
動画では、線路の先に黒い中型犬が立ち尽くしていた。線路から立ち去る様子もなかったことで、アンドレスさんは列車を緊急停止させ、運転席から降りて犬に歩み寄った。すると犬は線路に鎖で繋がれて、列車が来ても逃げることができない状態だったのだ。
スマートフォンで撮影したアンドレスさんは、怒りでいっぱいになり「なんで、こんなひどいことができるんだ。誰がこの小さな犬を線路に縛り付けて置いて行ったんだよ!」と言い放ったが、犬は少し警戒した様子で始終吠えていた。
アンドレスさんは犬を保護しようと思ったが、犬はパニックに陥っているようで鎖を外したとたん一目散に逃げて行ったという。後にアンドレスさんは、