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writer : h-r

【海外発!Breaking News】村長に選ばれたポニー、“ライバル”によりファンが集まるパブへの出入りを禁じられる(英)

パトリックは政界につきものである“ライバル”を抱える羽目になってしまう。

パトリックのファンや有権者がこのポニーに会うための場として行きつけのパブになっている「ドラム・イン」では、オーナーが気を利かせてパブの庭に馬小屋を作ってくれた。しかしこの馬小屋の建設は、必ずしもみなを喜ばせるものではなかった。パトリックをめぐって周辺自治体の行政を管理する「トーベイ・ボロー評議会(Torbay Borough Council)」に苦情が寄せられたのだ。

『Newsweek』によると、この評議会は共和党員ケビン・フォスター議員の政敵である自由民主党グループと無所属グループの連合によって運営されているという。今回の苦情はドラム・インのオーナーが、馬小屋の囲いの建設に適切な計画許可を得ていなかったことに対するものであった。

コッキントンに長年住んでいるレオン・バトラーさん(Leon Butler)によると、苦情を申し立てた人物は評議会のメンバーだそうで「苦情を申し立てたのは、自分が村長だと勘違いしていつも口出しをする人たちだと思っている。彼らはFacebookに反パトリックの投稿をしたり、辛辣なコメントを書いたりしている」と明かした。

結局、退去を余儀なくされたパトリックだったが、ケビン・フォスター議員は「この地域に住むほとんどの人と同じように、私も評議員たちがポニーについて強硬な態度をとったことに驚いています。私としては、パトリックがコッキントン村長という肩書きを持つことは、村おこしのために良いアイデアだと思います。評議会がこのような態度をとって自分たちを完全なジョークにしてしまうとは、私ですら思いもよりませんでした」と語った。

パブの客を元気づけていたパトリック(画像は『The Adventures of Patrick The Pony 2022年7月29日付Facebook「Good morning Amazing people x have a fantastic day」』のスクリーンショット)

ちなみに動物が地域のシンボルとして選出されたケースとして、米カリフォルニア州のスノールという町では犬の“ボスコ(Bosco)”が13年間も町長を務めていた。またカナダのドーソン・シティでは、2021年に犬のための市議会が開かれ、ボーダーコリーの村長が選出されている。

今回のパトリックの当選は物議を醸したが、カーク・ペトラキスさんが運営するFacebookページ「The Adventures of Patrick The Pony」では7000件以上の「いいね!」を獲得している。

画像は『The Adventures of Patrick The Pony 2022年7月17日付Facebook「Voting closes today Hello beautiful people,」、2022年7月29日付Facebook「Good morning Amazing people x have a fantastic day」、2022年7月23日付Facebook「This evening Patrick The Pony was appointed Mayor of Cockington,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

当選後、多くの人に囲まれたパトリック(画像は『The Adventures of Patrick The Pony 2022年7月23日付Facebook「This evening Patrick The Pony was appointed Mayor of Cockington,」』のスクリーンショット)

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