エリザベス女王が現地時間8日、安倍晋三元首相が銃撃されたことを受けて、追悼メッセージを公開した。女王は2016年に安倍夫妻が英国を訪問した際、バッキンガム宮殿で対面している。当日はウィリアム王子も声明文を出し、2015年の来日時での安倍元首相との思い出を述べるとともに哀悼の意を表した。
エリザベス女王が「The Royal Family」の公式ウェブサイトに声明を発表し「安倍晋三元首相の突然の訃報を聞き、私と家族は深い悲しみに包まれています」と述べ、こう綴った。
「私は安倍ご夫妻が2016年に英国を訪問された際にお会いし、多くの思い出があります。彼の日本を愛し、英国とこれまで以上に固い絆をより深めたいという強い思いがありました。」
女王は「困難な時期に、彼のご家族と日本のみなさまに心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます」と伝え、最後に「ELIZABETH R」の署名を記した。「R」は女王を意味する「regina」の頭文字だ。
女王は2016年、安倍晋三氏が昭恵夫人を伴って英国を訪問した際に、バッキンガム宮殿のプライベート・ルームで対面している。当時はネイビーブルーのスーツを着た安倍氏が、白いスーツ姿の昭江夫人やピンクのドレスを着た女王と並ぶスリーショットなどが公開されていた。
安倍元首相の訃報が流れた当日には、