このように述べている。
「私が最も傷ついたのは、アメコミのキャラクター“超人ハルク”にたとえられたことだった。12歳の時、同じ学校に行っていた子が突然、私にメッセージを送ってきてね。それはとても怒りに満ちたものだった。私はそれまで何かと比べられたことはなかったし、ましてやハルクと言われて本当にショックだったの。」
「ほかにも外出するとジロジロみられるし、私の腕を見て『切断したほうがいいのでは?』とか『私だったら義手を選ぶけど』などと言ってくる人もいるわ。SNSを始めてからは、ネット上でのいじめも始まったの。」
それでもオリヴィアさんは「自分と同じような症状の人を見たことがない。自分の病気をより多くの人に知ってもらいたい」とSNSにありのままの姿を投稿するようになり、2020年の初めにスタートしたTikTokのフォロワーは現在、25万9千人を超えている。投稿する動画はポジティブなものが多く、「あなたはとても美しい」「元気をもらうわ」「あなたに勇気をもらった」といった前向きなコメントが寄せられており、オリヴィアさんは「SNSを通して多くの人と出会い、自分はひとりじゃないと思えるようになった」と明かしている。
ちなみにオリヴィアさんの左腕は機能的には全く問題がなく、年に3回ほど酷い血栓ができ、月に1回は小さな血栓で悩まされるそうだが、スポーツをしたり友達と出かけることを欠かさず、病気と上手く付き合っているという。
オリヴィアさんは「友達に病気のことを聞かれれば、なんでもオープンに話すようにしているの。オンラインでのネガティブなコメントにくじけてしまう人もいるけど、私は負けたりしない。私は自分のやりたいことをしているし、私のことを全く知らない人たちが言ってくることには耳を貸さないことにしているの!」と述べ、最後に「世界中のみんなに届けたい」とこんな前向きなメッセージを残している。
「世界中の誰もが美しいの。だから私と同じような病気で悩んでいる人がいたら、隠れることなく自分を晒して欲しい。外見でその人が決まるわけではないのだから!」
画像は『Swac42069 2022年3月5日付TikTok「#greenscreen TikTok don’t take that down」』『The Sun 2022年7月21日付「CRUEL COMMENTS I was born with a huge arm because of a rare condition – some people are awesome but trolls try to tear me down」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)