生まれた時から“リンパ浮腫”と診断されたアメリカの女性は、隠しきれない深刻なその症状にネガティブな感情を抱いていた。しかしコンプレックスと向き合い自信を持つことができた女性は、むくんだ脚を武器にモデルとしてのキャリアを歩み始めた。『WBIR Channel 10』などが伝えている。
米テネシー州ノックスビル在住のマホガニー・ジーターさん(Mahogany Geter、23)は、生まれてすぐに“リンパ浮腫”と診断された。これは体内の水分を適切に排泄できないことで、過度のむくみが発生する病気だ。マホガニーさんの場合は左脚だけに水分が溜まってしまい、巨大化してしまうという。
「こんな脚を持っているのは世界中で私だけだと思い、孤独を感じていました。脚の症状は成長しても良くならず、神様が私に呪いをかけたような気分になり、いつも泣いていました。子どもだった私を、大人たちがジロジロと見るんですよ。本当に辛かったです。」
そのように辛い記憶を振り返るマホガニーさんは、なるべく人混みを避け、写真を撮るときは上半身だけが写るようにしていたという。
「上半身だけの写真を撮ることで安心できました。SNSに全身の姿を載せたら、きっと酷い言葉を受けると思うと怖かったですね。周囲の人は私の顔など上半身だけを好きになってくれて、私もそれが心地良かったんです。」
むくんだ左脚は痛みを伴うことなど無いものの、マホガニーさんは「片脚だけで100ポンド(約45キロ)もあるので動くのにも限界がありますし、本当に疲れます。もし私が映画の殺人鬼だったら、早く走って逃げることもできないので終わっていましたね。できることといったら隠れるくらいですかね」とジョークを交えながら悩みを打ち明けた。
自身の左脚に強いコンプレックスを抱いていたマホガニーさんだったが、