あとは炊飯機能のボタンを押すだけでいいようになっていた。
周さんのお願いを聞き入れたラッキーは左前脚を電源タップにのせてスイッチを押そうと試みるが、映像を確認していた周さんは「電源タップじゃなくて、電気炊飯器だよ。すぐそばにあるやつ!」とラッキーに声をかける。
しかし炊飯器のボタンを押すのは初めてだったラッキーは顔を左右に動かし、諦めたのか一旦キッチンの床に降りてしまった。
そんなラッキーを見た周さんは、電気炊飯器の炊飯ボタンを押してほしいことを繰り返し伝え、励ますように声をかけた。
ラッキーは再び意欲を取り戻したようで、今度は電気炊飯器へと掌をのせてボタンを押すがなかなかうまく作動してくれない。 これに周さんは「正しく押せていないみたい。もう一度、強く押してみて」と改めて炊飯ボタンを強く推すように指示を送る。
そしてついにラッキーは炊飯機能のボタンを押し、周さんは「素晴らしい! 帰ったらおいしいごはんを作ってあげるからね」とねぎらいの言葉を送っていた。
周さんがラッキーとのやり取りを収めた監視カメラの映像を中国版TikTok「抖音」に投稿すると、13万5千件以上の「いいね」がつき、ユーザーからは「賢すぎる」「どうやって教えたんだ」「天才犬だ」などラッキーへの称賛の声が多数見受けられた。
周さんによると、ラッキーは他にもトイレの水を流したり、蛇口や照明のスイッチを入れるなどさまざまな家事をするそうだ。 またラッキーは物覚えが早く、数分教えただけで車のシートベルトを着用できるようになったという。
周さんは大きな反響を呼んだ今回の動画について、このように語っている。
「この動画は1分しかありませんが、この動画の作成にはラッキーを事前に訓練するなど多くの時間を費やさなければなりませんでした。」
「ラッキーは、私の目の表情や簡単な手の動きで、私が何を言いたいのかを理解しています。」
「しかしながら、ラッキーが言うことを聞くのは私の命令だけです。妻が言っていることは理解できないようですね。」
画像は『SAYS 2022年6月9日付「[VIDEO] This Husky In China Knows How To ‘Cook’ Rice For Its Owners When They’re Away」(Image via @二哈(lucky)巴比(Douyin))』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)