映画『TELL ME ~hideと見た景色~』(7月8日公開)の完成披露上映会が15日に都内劇場で開催され、同作で映画初主演を果たした今井翼、共演の塚本高史、JUON、監督・脚本を務めた塚本連平氏が登壇した。同作の原作者でミュージシャンhideさんの実弟・松本裕士(ひろし)氏がサプライズ登場すると、松本裕士役の今井が感極まって涙を見せた。またX JAPANのリーダーでhideさんの盟友であるYOSHIKIから届いたコメントも紹介された。
X JAPANのギタリストとして、またソロアーティストとして、時代を超えて支持されるロックのカリスマ“hide”。同作は彼のマネージャーを務めた実弟・松本裕士氏による著書『兄弟 追憶のhide』(講談社文庫刊)を原作に、hideが遺した音楽を世に伝えるため弟と仲間たちの奮闘の軌跡を描く感動の物語。
イベント冒頭では、X JAPANでhideさんと活動をともにしたYOSHIKIから届いたコメントが紹介された。「hideの遺した音楽や芸術を、こうして世の中に語り継いでくれることに感謝します。YOSHIKI」との内容に、主人公hideの弟・松本裕士役を務め、自身もX JAPANのファンである今井翼は「hideさんはもちろんですけど、僕はX時代からYOSHIKIさんのこともすごく好きなので、(hideさんの)一番近くでたくさんの時間をともにしたYOSHIKIさんからこのようなお言葉をいただけて感無量ですね…。嬉しいです」と感慨深げに述べた。
今井はhideさんについて「ファン思いな人だったと思います。弟でパーソナルマネージャーである裕士に厳しいんだけど、そこにも愛があって、憎めないユーモアのある方で、だから今もファンの方はhideさんが生きがいになっているんだなと思いました」と語った。同作のオファーが来る前にhideさんが生前、よく通っていたバーに行くことがたびたびあったそうで「彼との縁もそうなんですけど、その空間で過ごした時間というのもhideさんをすごく感じることがあって、今、客席を見ても海外のファンの方がいらっしゃるように、海外からそのお店に来るファンの方がいたりして、hideさんがたくさんの人に愛されていたことを感じました」とコメント。加えて「横須賀にあるお墓に、クランクインする前に今回やらせていただくことをご報告させていただきましたが、そこでより身の引き締まる思いになりました」としみじみと振り返った。
イベントには、原作者でhideさんの実弟でマネージャーの松本裕士氏がサプライズ登壇し、