ロンドンに住む女優の家に、野生のキツネが迷い込んできた。エサやベッドが与えられ、キツネは毎日姿を見せるようになる。人の手から直接エサを食べる様子や小さなベッドでゆっくりと眠る姿がSNSで公開され、野生のキツネが人に懐くのは珍しいと人気を集めている。
イギリス人のルイーザ・コノリー・バーナムさん(Louisa Connolly-Burnham、29)はロンドンに住んでいる。1年ほど前、彼女の家に痩せこけた野生のキツネが迷いこんできた。
「私はその日、キッチンにお茶を淹れにいったの。そしたらそこにあの子が座ってこっちを見つめていたのよ。本当に死ぬほど怖かったわ。」
最初は驚いたルイーザさんだったが、キツネがまだ幼く痩せ細っていたのを見て鶏肉と水を与えた。以来家に毎日のようにやってくるようになったという。
そんなルイーザさんは女優でいくつもの出演作があり、2020年には監督デビューもしている。
ルイーザさんが保護し“フィル(Phil)”と名付けた野生のキツネの姿は、彼女のTikTokやInstagramに多数投稿されている。自分用の小さなベッドに丸くなって眠るフィルの姿には、ユーザーから「なんてかわいいの」「にっこり笑っているね」「ベッドをありがとうって言っているみたいだわ」といった声が届いている。
フィルの警戒心を解くためルイーザさんは常に床に座って目線を低くし、優しく語り掛け、ゆっくりとした動きで接した。そのようなことを続けて、