古いスピーカーが入った箱の中でガサゴソと動きまわっているマヌエラを発見したのだ。この時すでにマヌエラがいなくなってから30年が経っていた。
マヌエラを見つけた家族が、嬉しさ以上に驚きが大きかったのは言うまでもない。マヌエラはエサも与えられず、屋根裏部屋で30年間生き延びたことに誰もが信じられなかったようだ。ナタリーさんは「私たちはショックを受け、母はマヌエラを見て信じられないといった感じで泣き出してしまいました。だってあのマヌエラが見つかったんだから」と語っている。
家族はマヌエラが生き延びることができたのは、屋根裏部屋にいたシロアリの幼虫を食べていたからではないかと憶測している。また地元の獣医によると、マヌエラはアカアシガメという種でこの種はエサを口にしなくても最長3年は生き延びることができるそうだ。
ちなみにマヌエラは発見後に雌ではなく雄だったことが判明し、“マヌエル(Manuel)”に改名したそうだ。現在のマヌエルはナタリーさん家族が世話をしており、時々スエリさんが会いにやってくるという。ナタリーさんはそんなスエリさんについてこのように明かしている。
「うちの母は毎週会いに来て、うちの娘がマヌエルと一緒にいるのを見て喜んでいるんですよ。それからエサをあげたり、甲羅を撫でてキスまでしちゃって。もうマヌエルは私たちの家族の一員なんです。」
画像は『Joao Leomi Silva Nunes 2013年1月24日付Facebook「24/01/2013 15h40 – Atualizado em 24/01/2013 17h36」』『Acesse o Site Folha Baiana.com 2013年1月26日付Facebook「Família encontra jabuti sumido há 30 anos na bagunça de casa no Rio」』『National Times 2022年5月27日付Facebook「Missing Pet Tortoise Found In Attic 30 Years Later ― Still Alive And Well」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)