ウィリアム王子とキャサリン妃が、カリブ海地域からの移民を記念する「ウィンドラッシュデー(Windrush Day)」のイベントに出席した。妃はジャマイカ訪問時に着た「アレキサンダー・マックイーン」の白いブレザーを着回し、カリブ海諸国への敬意を表した。
「ウィンドラッシュデー」を迎えた現地時間22日、ウィリアム王子とキャサリン妃がロンドンで開催した一連の記念行事に出席した。
1948年から1971年にかけて英国の領土だったカリブ海諸国などから最初に移住した人々は「ウィンドラッシュ世代」と呼ばれている。当時の英国では第二次世界大戦後の労働力不足を補うため、英連邦国となったジャマイカなど西インド諸島の人々に英国での市民権と居住権が与えられ、彼らの子供達はパスポートやビザなしでも入国できた。
カリブ海からの移民が初めて英国にやって来たのは、1948年6月22日だった。彼らはエンパイア・ウィンドラッシュ号でエセックスのティルベリー埠頭に到着した。それから70周年となった2018年、この日が「ウィンドラッシュデー」に定められたのである。
ウィリアム王子とキャサリン妃は、ロンドンのランベス地区が主導する青少年プログラム「エレベート(ELEVATE)」を訪問し、若い世代のカリブ海系英国人達と交流した。
同プログラムは次世代の才能を育てるため、クリエイティブやカルチャーの分野を地域内の青少年に開放し、誰もが多様な文化環境からの恩恵を受けられる未来に向けて活動するほか、学校、カレッジ、研修機関、雇用主のネットワークと連携し、若者がスキルを身につける支援も行っている。
夫妻が訪問したのは、