カリブ海の英連邦加盟国を公式訪問中のウィリアム王子とキャサリン妃が、ジャマイカの首都キングストンに到着した。夫妻が乗った飛行機が着陸する数時間前には空港の外で抗議デモが勃発していたものの、当日訪問したトレンチタウンでは集まった多くの人々から熱い歓迎を受けた。
ウィリアム王子とキャサリン妃はエリザベス女王の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を記念し、女王の代理で8日間にわたりカリブ海の英連邦加盟国3か国を公式訪問している。
現地時間19日にはベリーズでツアーを開始し、22日にはジャマイカへと移動した。首都キングストンのノーマン・マンレー国際空港に到着した夫妻は政府関係者からの歓迎を受け、キャサリン妃はジャマイカの国旗の色のひとつであるイエローのドレスを纏い同国に敬意を捧げた。
この日、夫妻が到着する数時間前には、空港の外にある英大使館前で抗議デモが勃発していた。
集まった数百人が英王室からの訪問を非難し、過去の奴隷制度への賠償や女王の君主制を廃止して島を共和国に移行することを要求した。デモを行った人々は「国王、女王、王女、王子はおとぎ話の中にいるべきだ。ジャマイカにはいらない!」「謝罪しろ!」などと書かれたプラカードを持って抗議し、