ウィリアム王子とキャサリン妃が、カリブ海ツアーで予定していたベリーズの村への訪問を急遽キャンセルした。現地時間20日に訪れる予定だった同国のインディアン・クリーク村では、王室からの訪問に対する抗議運動が行われていた。
ウィリアム王子とキャサリン妃は現地時間19日、エリザベス女王の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を記念する8日間のカリブ海ツアーを開始した。
夫妻にとって初のカリブ海ツアーは、2020年以来となる海外でのジョイント公務だ。今回は英連邦加盟国のベリーズ、バハマ、ジャマイカの3か国を訪問し、今後も女王を国家元首として維持するために話し合うことが期待されている。英連邦国だったバルバドスは昨年にエリザベス女王の君主制を廃止し、共和制に移行している。
現地では地域社会が直面する課題に取り組むプロジェクトを視察するほか、環境や幼児教育など夫妻が情熱を注いでいる問題にも焦点を当てるという。
現地時間20日には、ベリーズの村インディアン・クリークにあるサステナブルなカカオ農園を訪問する予定だった。しかし18日に住民達による反対運動が勃発したことからケンジントン宮殿は同日、村への訪問をキャンセルしたことを発表した。
英メディア『Daily Mail Online』によると、現地警察が警備上の理由により夫妻が訪問中の20日の抗議デモを許可しなかったため、