米ジョージア州で、自分よりも体の大きなヘビを捕食するキングヘビの姿が捉えられた。当時の様子を捉えた動画はSNSに投稿されて大きな反響を呼び、キングヘビならではの興味深い生態が明らかになった。『NDTV.com』などが伝えている。
米ジョージア州ハドックに住むトム・スレイグルさん(Tom Slagle、80)は最近、郵便受けのチェックをしようと外に出ると息を吞むような光景に出くわした。
思わずカメラを回したというトムさんが捉えたのは、黒に白の細い縞模様が入ったキングヘビ(ナミヘビ科キングヘビ属)が自分よりも大きなシンリンガラガラヘビを丸呑みにする姿で、撮影開始時にはすでに獲物の頭から半分は腹の中に収まっていた。
動画では、大きく開口したキングヘビが伸縮性のある顎を動かし、シンリンガラガラヘビを少しずつ飲み込んでいくのが見て取れる。キングヘビは首を振っているように見えるが、襲われたヘビはすでに息絶えているのか全く動かない。
この動画をFacebookに投稿したジョージア州野生生物資源局「Wildlife Resources Division – Georgia DNR」によると、キングヘビはジョージア州でよく見られる無毒ヘビで、通常はウサギ、げっ歯類、両生類、カメの卵、トカゲや他のヘビなどを食べるという。また毒ヘビを捕食することでも知られているそうで、