英ハンプシャー州リングウッドの通りで11日、男2人組が白昼堂々と2歳女児を母親の目の前で奪い去る誘拐未遂事件が発生した。その場にいた飼い犬がすぐに犯人を追って男の脚に強く噛みついたところ、犯人は女児を置いて逃走したという。『The Sun』などが伝えている。
英ハンプシャー州リングウッドで11日午前10時40分~50分頃、ロウェナ・レイトンさん(Rowena Leighton)が愛犬でスタッフォードシャーブルテリアの“モリー(Molly)”を連れて散歩していたところ、一緒にいた娘エミリーちゃん(2)を白人の男2人にいきなり奪われてしまった。
幸いにもその場でモリーが犯人を追いかけ、脚に噛みついて離さなかったことで犯人はエミリーちゃんを置いて逃げていったという。エミリーちゃんやモリーに怪我はなく、無事だった。
ロウェナさんは同日、Facebookページ「英国における子供の誘拐未遂(Attempted Child Abductions UK)」に自身の恐怖体験を投稿し、モリーの勇敢な行動をこのように綴った。
「この犬には一生ものの借りができました。」
「警察には連絡済みですが、この付近での散歩には注意してください。私たちがモリーを散歩させていると、2人の男がエミリーを連れ去ろうとしました。」
「エミリーはモリーのハーネスの持ち手につかまって、私の前を歩いていました(エミリーが散歩できる唯一の方法です)。」
「すると2人の男がモリーを撫でようと近づいてきて、モリーは即座に飛び退き、男とエミリーの間に割って入りました。」
「でも次の瞬間、1人の男がエミリーを掴んで走り去ったんです。私はすぐにモリーのリードを離し『エミー(エミリーちゃんの愛称)を取り返して』と叫びました。」