世の中には飼っているペットをぞんざいに扱う者もいれば、命をかけて守り抜くほど大事な存在に思う人もいる。このほどブラジルから、自分の身の危険も顧みず襲われた犬を救うためにアナコンダに果敢に立ち向かった飼い主の男性の話題が届いた。『The Daily Star』『News18』などが伝えている。
ブラジルのサンパウロ郊外で現地時間7月31日、体長約15フィート(4.57メートル)もの巨大なアナコンダに犬が襲われた。飼い主であるカルリーニョス・ブラジルさん(Carlinhos Brasil)と“ライオン(Lion)”という名の愛犬は、当時小川のほとりを散歩していた。
そして“ライオン”が小川で水を飲んでいたところ、突然巨大なアナコンダが現れてあっという間に“ライオン”に巻きつき小川の中へと引きずり込もうとした。カルリーニョスさんは“ライオン”を救うべく、すぐさま近くにあった木の棒をつかんでアナコンダを殴りつけた。
ちょうど付近で仕事をしていた石工職人が騒ぎに気づいて加勢し、カルリーニョスさんは石工職人から借りたスコップでなおもアナコンダを殴り続けた。しかしアナコンダは“ライオン”を締め付けたままさらに水の中へと引き込もうとしたのだ。
そのうち“ライオン”は、首を締め付けられ続けたことにより意識を失いぐったりとしてしまった。しかしカルリーニョスさんは諦めることなく殴り続けたところ、とうとうアナコンダは“ライオン”を解放し水の中へと逃げていった。水の中から引き上げられた“ライオン”は意識がないままであわやこれまでかと思われたが、