米フロリダ州では多くのワニが生息しており、人間の生活圏内でワニを見かけることも頻繁にあるようだ。このほど同州で、自宅裏に出没したワニに襲われた愛犬を救おうと飼い主の男性が負傷しながらも救出したという話題が届いた。『MySuncoast.com』『Newsweek』などが伝えている。
先月2日の午後11時頃、フロリダ州ノコミスのマーガレット・ドライブにある運河沿いの居住地で体長約3メートルのワニが捕獲された。
このワニは捕獲される前の同日午後5時頃、付近に住む男性の飼っているラブラドール・レトリバーを襲ったのだ。飼い主の男性は当時自宅にいたが、近くを流れる運河の方から犬の悲痛な鳴き声が聞こえたそうだ。
男性はすぐ家を飛び出して、鳴き声のするほうへと急いだ。すると運河の中で、ワニが犬に噛みついている様子が目に飛び込んできた。男性は迷わず運河に飛び込み、ワニの顎をこじ開けようとした。なんとか犬はワニから逃れることが出来、男性は犬を安全な場所へと連れて行った。
男性はワニと格闘した際に負傷してしまったようだが、犬も噛まれて怪我をしていたため、すぐに獣医のもとへ向かい治療を受けた。幸いなことに男性も犬も軽傷で済んだという。
後にワニ・ホットラインへと通報され、