世界中で無くなることのない交際相手や配偶者からの暴力行為は、友人や家族の助けを借りてようやく救出されるケースも少なくない。スコットランドのある女性は恋人から暴力を受けたが、飼っていた犬に救われたようだ。『Daily Record』『Metro』などが伝えている。
このほどスコットランドのアバディーン保安官裁判所で行われた裁判に、多くのメディアが注目した。裁判では交際中の女性に暴力を振るったリアム・ゴーヴ(Liam Gove、24)に有罪判決が下されたのだが、女性をリアムの暴力から救ったのが飼い犬だったことが明らかになった。
2020年3月28日の夜のこと、リアムと女性は自宅で一緒に酒を飲み、翌29日午前2時20分頃に2人は就寝することにした。
しばらくすると女性はリアムが洗面所でタクシーの配車依頼をしている声が聞こえたため、リアムにどこへ行くのか訊ねたようだ。しかしリアムが答えを渋ったことから2人は口論になってしまった。
リアムの怒りが激しくなったことから女性は洗面所を出ようとしたが、リアムは逃さないようにとドアを閉めたことから挟まれた女性は身動きが取れなくなってしまった。
すると女性が飼っているスタッフォードシャー・ブル・テリアが、洗面所の前にやって来た。リアムは追い払おうとして犬を何度も殴り始め、その間に女性はドアから抜け出して寝室に逃げたという。
リアムは女性を追いかけて寝室に向かうと、