先月末、アメリカの野生動物センターに「道路脇にいた幼い子犬を保護したらコヨーテだった」という連絡が入った。このコヨーテは狂犬病の危険性がないと判断されると同センターで保護され、同時期に別の場所で保護されたコヨーテの子どもと一緒に野生にかえるためのリハビリを行うことになった。同センターが公開したコヨーテの写真には、「これは子犬と間違えても仕方ないよ」と見分けが付かない姿に驚きの声があがっている。『USA TODAY』などが伝えた。
米マサチューセッツ州ウェイマスにある野生動物センター「New England Wildlife Center」が今月3日にFacebookへ投稿した内容によると、同州在住のある一家が交通量の多い道路を移動していたところ道路脇に1匹の子犬がいたことに気付いたという。弱った様子だった子犬を可哀そうに思った家族は、保護して自宅に連れて帰った。
一家が帰宅してから子犬を観察してみると、実はコヨーテだったことが明らかになったという。イヌ科であるコヨーテは成体になれば狼と姿は似るが、同センターが公表した写真を見ると分かるように幼い時は犬と区別するのは素人目では難しい。過去には運転中に犬をはねてしまった男性が、その犬を保護した後にコヨーテと判明したケースもあったほどだ。
狂犬病などの危険性があるため、