先月30日、4歳の男児が母親の車の鍵をこっそりと持ち出して運転していたという事実をオランダの警察がInstagramに公表した。パジャマ姿に裸足で歩いていた男児のそばには停車中の車に突っ込んだ1台の車があり、その車は男児の母親のものだった。状況や男児の行動から、警察では男児が1人で運転して事故を起こしたものと推測している。『The Independent』などが伝えた。
オランダ・ユトレヒト市郊外のオーヴァーフェヒト区で先月30日、パジャマを着て裸足のまま外を歩く4歳男児の姿を通行人が発見した。寒い中、1人で歩く男児を心配した通行人はすぐに救急サービスに通報し、警察が現場に駆けつけて男児を保護した。
また同じタイミングで、男児を保護した近くに駐車していた2台のうち1台の車が衝突したまま放置されているという通報も入った。衝突した車の運転手が見当たらなかったので警察が登録証を調べると、車の持ち主は保護した男児の母親であることが判明した。しかし母親は現場にはおらず、なぜ母親の車がそこにあったのか疑問が残った。
ひとまず警察署で保護された男児は、ホットチョコレートやテディベアをもらってご機嫌に過ごしていたという。その間、警察官が母親に男児を保護したことと車の件について電話をかけ、男児と話をさせた。すると男児はつたない言葉ながらも状況を説明し、車のハンドルを握るような素振りを見せたそうだ。警察官は「この瞬間に、男の子が車を運転していたのかもしれないと悟りました」と当時を振り返っている。
この日の朝、父親が仕事に出掛けた後に目を覚ました男児は、