アメリカ在住のカップルが現地時間4月24日、サウスウエスト航空の機内で結婚式を挙げた。2人は挙式のためダラスからラスベガスへ向かう途中だったが、フライトの遅延や欠航により式場の予約時間に間に合いそうになかったという。その経緯を知った機長は機内での挙式を歓迎し、カップルはアリゾナ州の上空37000フィート(約11280メートル)を飛行中の機内で誓いの言葉を交わした。『CNN』『ABC News』などが伝えている。
米オクラホマ州在住のジェレミー・サルダさん(Jeremy Salda、49)と妻のパムさん(Pam、52)は現地時間4月24日、ダラスからラスベガスに向かうサウスウエスト航空の機内で結婚式を挙げた。
8月にメキシコでの挙式を予定していた2人は4月19日、一部の航空会社でマスク着用の義務が解除されたことを知り、「ラスベガスで駆け落ち婚でもしようか」と話していたそうだ。最初は冗談のつもりだったが、ほどなくしてそれが現実になったとしてジェレミーさんはこう振り返った。
「パムにプロポーズしたのは今年1月のことです。私たちは8月にメキシコで結婚式を挙げる予定ですが、その前にアメリカで合法的に結婚しなければならなくて。そんな時に飛行機でマスクが不要になった話を聞いて、ラスベガスにでも行こうかと話していたんです。最初は冗談でしたが、24日の夜9時に現地のチャペルの予約が取れて、その後すぐに飛行機とホテルの手配が完了しました。パムがオンラインで注文したウェディングドレスも翌日には受け取ることができて準備万端でしたが、21日になって搭乗予定の便が欠航になったんです。でもダラスを経由する別の便の予約が取れたのでそれで向かうことにしました。」
そして迎えた挙式当日、ダラス・フォートワース国際空港に到着して乗り換えを待っていた2人だが、ラスベガス行きの便は何度も遅延したのち最終的には欠航が決まったという。
飛行機を待っている間、