
1分ほどの間にベツァベスさんは赤ちゃんを出産、エレベーターから出た時には膝の上に赤ちゃんを載せていた。
ベツァベスさんは当時のことを「赤ちゃんの頭が出てくるのを感じてね。エレベーターの中でこう叫んだの。『赤ちゃんが産まれそうなの! 力ませて!』とね」と明かし、一方のイーライさんはこのように語った。
「叫び声を聞いて、車椅子を後ろに移動させ前屈みになったんだ。するとすぐに赤ちゃんが産まれたんだよ。」
「その後、赤ちゃんが泣き始めると母親は静かになってね。私は『山は乗り越えたからもう大丈夫だ』と言ったんだ。」
実はイーライさんには20代の2人の子供がいるものの、出産に立ち会ったのは初めてだそうで「メディカルトレーニングを受けたことはないよ。テレビではよく見るけど、まさか自分があの場所で介助することになるとはね…」と目を丸くし、「このことは一生忘れない。分娩を介助して、その子の人生の一部に関わることができたなんて本当にクレイジーなことだよ」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
ちなみに誕生したミアちゃん(Mia)の健康状態は良好だそうで、イーライさんは「赤ちゃんのことは自分の3番目の子のように思っているよ。これからも成長を見守っていきたいし、母の日と誕生日を一緒にお祝いしたいものだね」と笑顔を見せた。
画像は『WFAA 2022年5月20日付「WATCH: Dallas hospital security guard delivers baby in elevator on Mother’s Day」(Credit: Medical City Dallas)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)