「初産で陣痛がどんなものか想像もつかなかった」という22歳の女性が今年1月、救急隊員の助けを借りて無事バスルームで出産した。女性は陣痛を便意だと思い、トイレで痛みに耐えていたという。『LADbible』『Metro』などが伝えた。
英シュロップシャー州ブリッジノース在住で学生のビリー・ワードさん(Billie Ward、22)は今年の1月22日、鈍い腹痛を感じながら眠りについた。ビリーさんはその日が第1子の出産予定日だったものの、直前に受けた妊婦検診で助産師から「まだ赤ちゃんは生まれそうにないですね。もう少し様子を見て陣痛促進剤を使用しての分娩になるでしょう」と言われたばかりで、それが陣痛であるとは思いもしなかった。
ビリーさんは「お腹に少し痛みがあり、真夜中に便意を感じてトイレにいったのです。その後はなかなか眠れなかったので、朝4時頃にお風呂に入りました。破水はなく、赤ちゃんが出てくる感覚も全くなかったのですが、少しだけ出血しているのが分かりました」と当時を振り返る。
そして午前4時45分頃、トイレの便座に座って力んでいたビリーさんは、出るものが出ずに「999」に緊急コールをしてこう伝えた。
「こんな時間にすみません。今日が出産予定日なのですが、腹痛が酷いのです。赤ちゃんが出てくる様子はなく、便意を感じるのでトイレにいるのですが…。」
するとオペレーターは「今すぐ便座から降りてください。それは便意ではなく、陣痛だと思います。あなたの赤ちゃんが生まれるのですよ」と告げて、