昨年12月、アメリカ在住のある女性は副鼻腔炎の悪化により、頭蓋骨の半分を切除する手術を受けた。通常は自然治癒または抗生物質の投与で完治することが多い副鼻腔炎だが、薬が効かず頭痛や嘔吐が続いたという女性は詳しい検査を受けた結果、脳には溶連菌やブドウ球菌が大量に蓄積しており、その影響で脳が右に9ミリ移動していることが判明したという。女性は自らの経験をTikTokでシェアし、手遅れになる前に病院に行くよう注意喚起している。『New York Post』『The Mirror』などが伝えた。
米カリフォルニア州に住むナターシャ・ガンサーさん(Natasha Gunther、25)は昨年12月、副鼻腔炎の悪化による感染症のため頭蓋骨の半分を切除する手術を受けた。
通常であれば自然治癒または抗生物質を投与することで完治することの多い副鼻腔炎だが、稀に目や脳まで炎症が及ぶこともあり危険な合併症を引き起こすこともあるという。
ナターシャさんは当時の状況をこう振り返った。
「私は子供たちに武道を教えていて、風邪を引くことはよくあるので慣れていました。これまでも年に一度は副鼻腔炎になっていましたが、昨年は5、6回ほどかかってしまって。医師も私も最初はそんなに深刻な状況だとは思っておらず、いつもと同じように抗生物質を処方されました。でも症状は悪化し頭痛が治らず、何度も吐くようになり、両親から病院で詳しい検査を受けたほうがいいと言われたのです。」
「昨年12月12日に受けた検査では脳に溶連菌とブドウ球菌が大量に蓄積されていて、その影響で脳が右に9ミリ移動していることが判明しました。それから12月23日に頭蓋骨の約半分、合計で12~14センチ切除する手術を行いました。切除した頭蓋骨は現在、冷凍保存されています。その後も5週間ほど入院して副鼻腔の手術も受けました。」
手術によって頭が変形したナターシャさんは、