「あの場にいた群衆は、イルカやウミガメなどの全ての海洋哺乳動物が連邦政府によって保護されていることを知らないのかもしれません」と述べると、このように説明した。
「今回のケースは海洋哺乳動物に対しやってはいけない最悪の例といっても過言ではありません。弱った動物の上に乗る行為は、すでに過度のストレスに晒されて瀕死の状態であった動物にさらにストレスを与えることになり、それが原因でイルカは息絶えたと言えるでしょう。」
「ハンドウイルカがテキサスの浜辺に打ち上げられるのはそう珍しくありませんが、もしそういった場面に遭遇した場合はしっかりとルールを守る必要があるのです。」
ちなみにアメリカの海洋哺乳類保護法に違反した場合、最大で約139万円(11000ドル)の罰金、または1年の懲役刑が科せられる。しかし今回イルカにハラスメントをした人々は今も特定されておらず、このニュースには次のような怒りの声があがった。
「明らかに虐待。イルカが苦しんだように罰を受けるべき。」
「このビーチにはよく出かける。あの日、あそこにいたら…と思うと悔やまれる。」
「弱ったイルカに触れないなんてことは常識。無知が起こした悲劇。」
「子供の姿も見える。親はしっかりと教育すべき。」
「人間は愚か。悲しいニュース。」
「弱ったイルカに乗るなんて、怒りが収まらない。」
画像は『Texas Marine Mammal Stranding Network 2022年4月13日付Facebook「The dolphin in these photos stranded alive on Quintana Beach,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)