エリザベス女王(95)がウィンザー城で対面式の公務を行い、王室御用達ブランドによる伝統工芸品を鑑賞した。花柄のドレスを着て明るく微笑む女王の姿が公式SNSに公開されると、王室ファンからは「元気そう!」「美しい笑顔」といったコメントが寄せられた。
エリザベス女王が現地時間23日、ウィンザー城で英王室御用達ブランド「ハルシオン・デイズ(Halcyon Days)」の創立70周年を記念する数々の作品を鑑賞した。
1950年に創業した同社はエナメル細工やファインボーンチャイナなどの伝統工芸品を製造している。エリザベス女王と故エディンバラ公フィリップ王配、チャールズ皇太子とその家族に商品やサービスを提供する、3つのロイヤルワラント(王室御用達認定証)を取得する世界14社のうちのひとつだ。
女王は同社が創立70周年を迎えた2020年に工場を訪れる予定だったが、パンデミックのために実現されなかった。さらに最近の女王は健康状態が万全ではなく、ロンドンで開催した「コモンウェルスデー記念式典」の出席も断念し、半年前からは愛犬を散歩に連れ出せなくなったと報じられていた。
こういった理由もあり、「ハルシオン・デイズ」がウィンザー城のホワイト・ドローイング・ルームに招待された。当日は同社の初期である1950年代から現在までの作品が展示され、職人の手による伝統的なエナメル装飾と金メッキの実演も行われた。
女王は、同社のオーナーであるピーター・ハーパー氏と会長兼チーフ・エグゼクティブのパメラ・ハーパー氏からコーヒーカップやソーサー、エナメル小箱など複雑な装飾が施された作品の説明を受けた。
女王はこの日、花柄のドレスを着て黒いハンドバッグを片手に提げ、