野生のワニ(クロコダイル)が多く生息することで知られるオーストラリアのノーザンテリトリー州にある川で、男性が寝ているボートを体長5メートルほどの巨大なワニが襲った。ワニの急襲を振り切り、無事生還した男性が今月15日、その恐怖体験を『9News』に語っている。
豪ノーザンテリトリー州アーネムランド半島にあるケイトー川(Cato River)で今月12日、釣りのために川で寝泊まりしていたジェイソン・チャールズさん(Jason Charles)のボートが野生のワニに襲われた。
友人のデイヴ・ミーグルさん(Dave Miegle)と共に11日から釣り旅行に来ていたジェイソンさんは初日の釣りを楽しんだ後、川にいかりを降ろしてそれぞれのボートで一夜を明かしていた。
しかし翌朝5時、ジェイソンさんは100メートルほど上流に停泊していたデイヴさんの叫び声で目を覚ました。デイヴさんは何かを必死に伝えようとしていたそうだ。
当時のことをジェイソンさんは、このように振り返っている。
「俺のボートの側面にワニがぶつかっていたんだ。」
「デイヴはボートを見渡した後、ワニの全長を確かめると『ワニだ! ワニがいる!』と叫び始めた。」
「その声で目を覚ましたのさ。」
ジェイソンさんはすぐに、夜明け前のまだ暗い水面へと注意深く目を向けた。すると背筋も凍るような光景が飛び込んできたという。
「俺が体を起き上がらせていると、ボートから10メートルほど先に大きな水しぶきが上がったんだ。」
なんとジェイソンさんが乗る全長4.2メートルほどの小さなボートに、体長5メートルほどの大きなワニが向かってきていたのだ。
ジェイソンさんはワニに襲われた時の様子を、