スリランカで先月18日、複数人で凧揚げを行っている際に強風が吹き、1人の男性が凧とともに地上12メートルまで舞い上がってしまった。男性は上空にいる間に「下を見ないことを決めた」と話しており、落下してしまわないように紐にしがみ付いていたという。打撲程度のケガで済んだものの、男性は「恐ろしい体験だった」と振り返っている。『Metro』などが伝えた。
スリランカ在住のナダラザ・マノハランさん(Nadarasa Manoharan、29)は先月18日、友人ら共にジャフナで開催された凧揚げ大会に参加していた。手作りだという巨大な凧はキレイに揚がったが、突然強風が吹き荒れると事態は一変してしまった。
6人がかりで紐を引っ張っていた凧が突風により暴れ出すと、ほとんどの人が手を離してしまった。ところがナダラザさんはなんとか凧をコントロールしたいと思い、紐を引っ張り続けていた。
しかし自然の力に勝つことはできず、ナダラザさんはとうとう空へ舞い上がってしまった。当時の様子を捉えた映像には、撮影者が見上げるようにして上空へ上がっていくナダラザさんの姿を映している。
一緒にいた友人らは「手を離せ!」などと叫びながらナダラザさんを追いかけたが、ナダラザさんは紐から手を離す間もなく上昇している。しばらく風は吹き荒れていたようで、