イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達・番外編】歌手ミートローフが74歳で死去

翌21日に米メディア『TMZ』はミートローフが新型コロナウイルスに感染していたと報じた。同メディアの情報筋によると、ミートローフは今週初めにTV番組『I’d Do Anything for Love』のミーティングに出席する予定だったが、症状が急激に悪化したためキャンセルしたという。

ミートローフは1947年9月、米テキサス州ダラスで本名マーヴィン・リー・アーディー(Marvin Lee Aday)という名のもとに生まれた。教師の母親と警察官の父親のひとり息子で、両親はのちに咳止め薬を販売する事業を始めた。

ミートローフという呼び名の由来について、本人が2016年にオプラ・ウィンフリーのインタビューに応じた際「俺は生まれた時、真っ赤だった。それを見た親父は、4300グラムの牛肩ひき肉みたいだと思って俺をミートと呼んだんだ」と明かした。

そして13歳の時に誤ってスポーツコーチの足を踏んでしまった際、「どいてくれ! このミートローフ」と言われてからこのニックネームが定着したそうだ。

1960年代後半に最初のバンド「ミートローフ・ソウル」を結成。ヴァン・モリソンが在籍したバンド「ゼム」のコンサートで前座を務め、ステージデビューした。

1977年にジム・スタインマンが作詞・作曲を担当したデビューアルバム『地獄のロック・ライダー(原題:Bat Out of Hell)』をリリース。大ヒットし、米国史上最も売れたアルバムトップ35の中にランクインした。

1993年のヒット曲『愛に全てを捧ぐ(I’d Do Anything for Love)』では、グラミー賞を受賞している。

長いキャリア中には俳優としても活躍し、映画『ロッキー・ホラー・ショー』(1975年)など多くの作品に出演した。

長年にわたり病気や怪我と闘っており、ステージでは何度も倒れたことがある。1978年にはオタワで公演中にステージから飛び降りて足を骨折し、残りのツアーを車椅子で行った。

2011年にはピッツバーグで公演した際にステージで失神し2016年のカナダ公演ではステージで突然倒れていた。その3年後にはテキサスで開催したインタビューの舞台から落下し、鎖骨を骨折している。

プライベートでは最初の妻レスリーさんの連れ子パールさんと、第1子アマンダさんの2人娘がいる。2001年にレスリーさんと離婚、2007年にデボラさんと再婚していた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

2010年12月、英シェフィールド・アリーナでパフォーマンスするミートローフ

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