マイナス20度の屋外で、生後間もない新生児が捨てられていたというニュースがロシアより届いた。散歩中の少年5人により発見された新生児は服を着ておらず、1枚の布で包まれた状態でダンボールの中に放置されていたという。これを殺人未遂事件として捜査すると発表した警察は現在、母親の行方を追っている。『BBC』『The Mirror』などが伝えた。
ロシア人が正教会のクリスマスをお祝いした1月7日のこと、ノヴォシビルスク郊外にあるソスノフカ村の人里離れた道路沿いで生まれて間もない赤ちゃんが捨てられているのを10代の少年5人が発見した。赤ちゃんはマイナス20度の寒さの中、卵を保存するためのダンボール箱に入れられて放置されていた。警察は現在、殺人未遂事件として捜査しており母親の行方を追っているという。
発見者のひとりであるレナト・リトビノフさん(Renat Litvinov、16)は、当時の状況をこう明かした。
「その日の夕方、友達と散歩していたら箱が落ちているのを見つけました。近づいてみるとキュンキュンと音が聞こえてたので、子犬でも入っているのかなと思ったんです。外が暗かったので、スマホの明かりで箱の中を照らしてみると女の子の赤ちゃんがいました。とても小さくてまるで人形のようで…突然のことに僕たちは何をすべきなのか、どこに連れて行けばいいのか分からず、すぐに動くことができませんでした。赤ちゃんは布に包まれていただけで服は着ておらず、隣に哺乳瓶が置いてありました。道行く車を止めようとしたけど誰も止まってくれなかったので父に電話しました。」
レナトさんから連絡を受けた父親のドミトリーさん(Dmitry、42)は妻のアンナさん(Anna、38)と共に現場に向かい、